- 現代文を勉強しても点数が上がらなくて困っている……
- 現代文ってセンスだから勉強しても意味ないの?
- 現代文の勉強法を知りたい……
こんな悩みを解決できる記事を用意しました!
記事前半では現代文ができない人の特徴について、後半では現代文を勉強するコツを解説するので、ぜひ参考にしてくだいね。
この記事の内容を理解して現代文の偏差値アップを目指していきましょう!
現代文ができない人の特徴4選
ここでは現代文ができない人の特徴を5つ紹介します。
あなたも当てはまっていないか、照らし合わせながら読んでみてください。
語彙力が不足している
現代文にはよく出題される「単語」が存在します。その大半は話し言葉ではないため、使う機会はないでしょう。
たとえば以下のような単語を指します。
・アイデンティティ
・イデオロギー
・矜持(きょうじ)
・モラトリアム
・ユートピア
あなたはいくつ、周りの人に説明できる言葉があったでしょうか?
現代文ができない理由の1つとして、文章全体でカギとなる単語の意味が理解できていないことが挙げられます。
英単語の意味を知らないと推測してなんとなくでしか英文の意味を掴めないのと同じように、現代文でよくでる語彙を知らないと現代文を正しく読むこと・解くことはできません。
頻出テーマの知識が不足している
評論文で取り上げられる頻出テーマはおおよそ決まっています。
たとえば評論文のテーマ例としては下記のようなものがあります。
・近代、現代
・科学、芸術
・文化、言語
・社会、宗教、哲学
評論は本の一部を抜粋した文章から出題されます。背景知識を知っておくと途中から文章が始まっても比較的、筆者の主張を押さえやすくなります。
先回りして学習しておくことで、試験本番でスムーズに読み進められますよ。
読み方が分からず感覚で解いている
「日本語だから読める」という認識では現代文は苦戦します。数学と同様、現代文はセンスや感覚ではなく「論理的思考力」が求められるためです。
特に入試問題で出題される文章は長く、抽象度が高いものが多いです。
字面を追って、なんとなく読み進めることはできるのですが、問題を解こうとすると「結局、この文章って何を言いたかったんだ……」となった経験はないでしょうか?
解決するには「文章の論理構造」を明確にすることがよいでしょう。たとえば類比、対比、因果といった段落の関係性を意識して読み、どこが具体例の段落なのか、を明らかにすると主張が浮かび上がりやすいでしょう。
文章の主張や理由の読み方が分かってくると、得点が伸びていきますよ。
自分の考えを盛り込んで答えてしまう
入試現代文で「あなたの感想」を根拠とした答えは絶対に求められません。答えは必ず文中に載っている情報だけから導き出さなければなりません。
現代文が苦手な人は無意識に「感想や考え」を解答の根拠としたり、盛り込む傾向にあります。結果として間違った選択肢を選ぶことになり、大幅な減点をされる可能性が高まります。
評論では「筆者の主張・根拠」を。小説では「登場人物の感情・考え」が聞かれるケースが大半です。
あなたが読んで感じたことは横に置いて、論理構造を紐解き文章から成る事実に目を向けて解くと、間違った選択肢を選ぶことも減るでしょう。
現代文を勉強する際のコツ4個
ここでは現代文を勉強する際のコツを4つ解説します。
どんな勉強から取り組めば良いか、分からない方はできそうなものから1つ取り組んでみてください。
頻出ワードの意味を理解しておく
現代文の文章は見たこともない言葉が数多く使われます。だから頻出ワードが何か知り、理解しておくことが大切です。
ただしワードの丸暗記は厳禁です。小学5年生に説明できるくらい理解をしておくと良いでしょう。
例えば「アイデンティティ」。ネットで意味を検索すると「自我同一性」と出てくるはずです。これを「自我同一性」のまま、暗記するのは止めましょう。
小学5年生に「アイデンティティは自我同一性って意味だよ」と説明しても、納得してくれないですよね。
1つ1つの言葉がどういう概念なのか、どういう背景で使われるのかを理解して、あなたの言葉で説明できるようになると正確に文章が理解できるようになりますよ。
主張や論理構造が分かるテクニックを身につける
現代文の文章は自分の主張を支えるために、さまざまな装飾を加えて説明をします。
たとえば逆のこと言ったり、言い換えたり、具体的な例を挙げて工夫することを指します。
難解な文章を正しく読むには、筆者が盛り込んだ工夫に対して論理構造の把握が不可欠です。
たとえば読み進めながら、
・この段落はさっき言っていた主張の言い換えだ
・この段落は具体例を出し抽象的な主張を分かりやすく言おうとしているんだ
というふうに理解しながら読めると、あなたの頭は整理されて問題が解きやすくなりますよ。
記述対策は第三者からの指導を受ける
記述問題の独学はコスパが悪いです。あなた独りではミスに気付きにくいためです。
効率の良い勉強法は「第三者からフィードバックを受ける」ことです。あなたの解答プロセスや根拠が正しいのか、知ることができるためです。
たとえば、以下のようなポイントを押さえてくれます。
- 必要なキーワードが盛り込まれているか
- 正しい論理構造で記述ができているか
- 日本語の表現を適切に使えているか
自己採点では曖昧な振り返りになる部分があります。間違った知識を身につけたまま、入試を迎えることは避けたいですよね。
ミスに気付いてもらうための添削サービスでは、丁寧に記述力を引き上げてくれる進研ゼミがおすすめです。
現代文は簡単ではない。客観的なアドバイスを受けて得点アップしよう
今回は現代文ができない人向けに勉強法を中心に解説をしました。まとめると以下の5点です。
・語彙力の強化
・頻出テーマの把握
・読み方を知る
・自分の感想を盛り込まない
・記述は第三者のフィードバックで理解を深める
多くの受験生が「日本語だからノー勉でOK」「現代文はセンス」といって他の科目を優先します。
正しいやり方で現代文の勉強を続ければ、得点も安定して周りに差をつけられます。
特に記述はなんとなく解いて、答え合わせして終わりの人が大半です。進研ゼミなどの添削サービスで、現代文を得点源にしていきましょう!