【不安】大学受験で塾なしの割合は40〜50%ほど。塾なしで失敗しないコツは?

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本記事の内容
  • 大学受験で塾なしの割合
  • 塾なしのメリット・デメリット
目次

塾なしの大学受験の割合

ベネッセ総合教育研究所の2017年の調査によると、高校3年生で塾に通っている生徒の割合は、31%です。

意外に少ないと感じるかもしれません。

これは、すべての高校3年生に対しての割合なので、大学受験をしない高校3年生も含んでいます。

文部科学省の2020年の調査によると、大学・短大への進学率は58.6%です。

大学進学率を考えると、大学進学をする高校生の5割から6割くらいが塾に通っていると言えそうです。

逆に考えると、塾なしで大学受験をする高校生は40%から50%程度と考えられます。

塾なしの独学で大学受験は可能?

これから大学受験を控えているが、塾には通いたくない(通えない)人が、独学でも大学受験を突破できるのかどうか気になる。そんな人は多いと思います。

結論から言うと、塾なしでも大学受験は突破できます。

元塾講師むらなか
実際に、本記事を書いている私自身は、塾に通わず参考書と通信教育だけで筑波大学に現役合格しました。
この記事では、進研ゼミやスタディサプリなど、自宅学習サービスを活用する場合でも「独学」として考えます。

当時を振り返って思うのですが、塾なしで大学受験に挑むにはメリットとデメリットの両方があります。

  • 自分に合った参考書や勉強法で学習を進められる
  • 塾の授業料がかからない
  • 自分の好きな場所・時間に勉強できる
  • 「独学でも合格できた」という自信につながる

  • 大学受験の情報を入手しづらい
  • 客観的に自分の弱みや勉強法を分析することが難しい
  • 質問がすぐにできない
  • 受験仲間を作りづらい

私の場合は、塾なしで大学受験をすることのデメリットよりもメリットの方が大きいと感じたので、独学で大学受験をしました。しかし人によってはデメリットの方が大きいと感じるかもしれません。

塾なしで大学受験にのぞむメリット

  • 自分に合った参考書や勉強法で学習を進められる
  • 塾の授業料がかからない
  • 自分の好きな場所・時間に勉強できる
  • 「独学でも合格できた」という自信につながる

塾なしで大学受験をするメリットは、だいたい上記のとおりです。

自分に合った参考書や勉強法で学習を進められる

元塾講師むらなか
僕が塾なしだった理由の1番はこれでした。

塾に通うと、塾の授業のための予習や復習をしなければなりません。塾の宿題もあります。

塾に行かない場合は、それらの時間を、すべて自分のやりたい勉強に使うことができます。
気に入った参考書の問題を全部解き、1冊解き終えたら、同じ参考書を初めからもう一度解くという勉強法も、ストレスなくできそうです。

自分なりの勉強法で学力をつけられるのであれば、周りの同級生が塾に行っていても、焦る必要はありません。

塾の授業料がかからない

大学受験のために塾へ通うとかなりの費用がかかります。

塾によって料金体系が異なり、様々なコースが設定されているので一概には言えませんが、集団指導塾では年間40〜70万円、個別指導塾では年間50〜100万円程度かかるようです。

高校1年生から通う生徒さんもいますから、トータルでは相当な出費です。

でも、塾なしで大学受験をする場合は、その費用が掛かりません。

自分の好きな場所・時間に勉強できる

塾に通うと、塾の時間に縛られます。

遅れないように、余裕を持って移動しなければなりません。

生活リズムも、塾の時間に合わせなければなりません。

夕食を塾で急いで食べたり、夜遅く帰宅してから食べたり。

塾に通わない場合は、自分の生活リズムで行動できます。

夕食も、家でゆっくり食べることができます。

勉強する時間も、自分の好きなように決めることができます。

図書館で勉強したい場合も、開館時間内であれば、可能です。

「独学でも合格できた」という自信につながる

「塾に行かずに合格できた」ことは、私の場合、何十年たっても自信になっています。

まず、時間や勉強の内容を、自分でコントロールできたという自信。

人に言われて受け身で受験勉強をしたのではなく、主体的に受験勉強をしたという自信。

塾を否定はしませんが、塾に行かなくても、第一志望に合格することは可能だよと、ほかの人にアドバイスできる自信。

受験勉強は人生の無駄だという人がいますが、決してそうは感じませんでした。

塾なしで大学受験にのぞむデメリット

元塾講師むらなか
自分自身、塾なしで大学受験をやったらこそ分かるのですが、以下の点はデメリットだと感じました。

  • 大学受験の情報を入手しづらい
  • 客観的に自分の弱みや勉強法を分析することが難しい
  • 質問がすぐにできない
  • 受験仲間を作りづらい

大学受験の情報を入手しづらい

塾講師は大学受験の指導のプロなので、たくさんの受験情報を持っています。
学生たちがミスする傾向を熟知しており、ミスしないための対策も細かく教えてくれるでしょう。

入試についての最新の情報に基づいて、的確なアドバイスをしてくれるでしょう。

そのようなアドバイスを受けられないのは確かにデメリットです。

自分で情報収集を心がけましょう。

元塾講師むらなか
僕の場合はTwitterで勉強アカウントを作って、他の仲間と情報交換をしていました!

客観的に自分の弱みや勉強法を分析することが難しい

成績が上がらない理由や、勉強の仕方の問題点は、自分ではなかなか気づけないものです。
そのような自分自身が抱える課題に対して、塾の先生から的確なアドバイスが受けられるのは、有益です。

塾に行かない場合は、自分で考えるしかありません。

頑張っているつもりなのに、成績が向上しないのであれば、勉強の仕方を自分で見直す必要があります。

質問がすぐにできない不安

先生にすぐ質問したいタイプの学生にとっては、その場で質問できないことは、大きなデメリットです。

私は数学がとても苦手だったのですが、授業で使った問題集と、学校で全員が買った参考書を繰り返し解くことで、克服できました。

質問しなくても、ノートや参考書に解き方が書いてあるので、読めばだいたいだいたい納得できます。

どうしてもわからない場合は、学校で友人に質問していました。

受験仲間を作りづらい

塾では、志望校別のクラス分けなので、同じ大学を目指す仲間という意識が強まります。

自分と同じくらいのレベル同士で、勉強や受験に関する悩みを共有できます。

あの子が頑張っているから負けられないと感じ、自分も頑張ろうという意欲を高めることもできます。

塾に行かない学生さんは、学校で友達と勉強の話をしましょう。志望校が違ってもいいのです。

同じクラスの優秀な子に、分からないところを質問して、仲良くなりましょう。

【まとめ】塾なしの大学受験の割合・メリットデメリット

本記事では、塾なしで大学受験する人はどれくらいの割合いるのかと、メリットデメリットについて解説しました。

内容をまとめると、大学受験で塾なしの割合は40〜50%ほど。

塾なしで大学受験するメリット・デメリットは以下のとおり。

  • 自分に合った参考書や勉強法で学習を進められる
  • 塾の授業料がかからない
  • 自分の好きな場所・時間に勉強できる
  • 「独学でも合格できた」という自信につながる

  • 大学受験の情報を入手しづらい
  • 客観的に自分の弱みや勉強法を分析することが難しい
  • 質問がすぐにできない
  • 受験仲間を作りづらい

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