SAPIXで偏差値が上がらない原因は?対策方法を紹介します

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子どもをSAPIXに通わせているけど、思うように偏差値が上がらない…。このまま通わせるべき? 何かアドバイスがあったら知りたい…。

こういった悩みを持った方向けの記事です。

  • SAPIXで偏差値が上がらない原因
  • SAPIXで偏差値を上げるための対策
  • どうしても偏差値が上がらない場合におすすめのサービス

子どもをSAPIXに通わせていて、偏差値は親にとって一番気になるポイントです。

志望校の偏差値に達しているのか…? 合格可能性がどのくらいあるのか…?

定期的に行われるテストと、その結果からわかる偏差値に、親は一喜一憂します。

偏差値を上げることは最終的な目標ではありませんが、偏差値を上げることは、子どもの勉強のモチベーションを維持するうえでも大切です。

元塾講師むらなか
本記事では、偏差値がなかなか上がらずに悩んでいる方に向けて、偏差値が上がらない原因とその対策について解説します!

本記事を読むことで、お子さんの偏差値アップのための第一歩を踏み出すことができますので、ぜひ参考にしてください。

目次

【大前提】偏差値とは

元塾講師むらなか
偏差値が大事だと言いますが、そもそも偏差値って何なのか説明できますか?

偏差値とは、テストを受けた生徒の中で自分がどれくらいの位置にいるかを数値化したものです。

あるテストで平均点だった場合、偏差値は50となります。

偏差値はテスト内容や受験者のレベルなどによって変わってきます。

元塾講師むらなか
同じ学校でも、塾によって偏差値は異なります。

中学受験生の多くが受ける、以下の4つの模試で比較してみます。

SAPIX:志望校判定サピックスオープン
四谷大塚:合不合判定テスト
日能研:全国公開模試
首都圏模試:合判模試

図引用:「成績が伸びない…と嘆く前に知っておきたい 偏差値のカラクリ

SAPIXと首都圏模試では、偏差値が10以上変わってきます。

元塾講師むらなか
SAPIXは難関校を目指している生徒が多いため、偏差値は他の塾よりも低めに出る傾向にあります。

SAPIXで偏差値が上がらない原因

SAPIXで偏差値が上がらない根本的な原因は、お子さんの弱点(苦手分野)が、弱点のまま残ってしまっていることです。

元塾講師むらなか
では、なぜ弱点がそのまま残ってしまうのでしょうか?

原因は以下の2つです。

  1. 集団授業では1人1人の苦手に向くことができない
  2. 解くべき教材・問題を取捨選択できていない

それぞれ、詳しく解説します。

原因①:集団授業では1人1人の苦手に向くことができない

SAPIXのような集団授業では、1人1人の苦手には向かい合うことができません。

集団授業では、みんなのレベルに合わせて授業をするので、勉強の遅れを取っている子は授業についていけないことになりがちです。

元塾講師むらなか
これはSAPIXという塾に問題があるのではなく、集団授業の性質上、仕方がないことなんです。もし生徒1人1人に先生を用意しようとしたら、生徒の数だけ先生が必要になりますし、その分費用もかかるでしょうから。

授業の進度が遅い人に合わされていないため、一度できなくなってしまうと、周りとの差はどんどん大きくなります。

特に差が生まれやすいのが、算数です。算数というは、全ての単元がつながっているため、1つわからないところが出来ると、その先はずっとわからず、周りの子と大きな差がついてしまいます。

元塾講師むらなか
合格実績を売りにしている塾なんかは、成績優秀舎にはしっかり面倒を見るけれども、成績があまり良くない下位のクラスの子には、質の低い講師が担当になるなど、待遇の差がどうしても出てきてしまう構造になっています。どの塾でも「個別で丁寧にフォローします」という風に言ってくれるものの、構造上それはすごく難しいというのが集団塾の実情です。

原因②:解くべき教材・問題を取捨選択できていない

弱点や理解度を把握しないまま、教材をやみくもにやろうとしたため、勉強のロスが大きいというケースは非常に多いです。

SAPIXはとにかくテキストの量が多いことで有名です。

SAPIXの教材には、成績最上位の生徒を念頭に置いた難問・応用問題が含まれており、子どもの学力によってはあえて解く必要の全くない問題も少なからずあります。

SAPIXにお金を払っている親の立場からすると、塾から与えられた教材は全てこなしたい気持ちになりますが、現実的には不可能な量です。

元塾講師むらなか
一応、塾からはテキストの中から「この問題を解くように」という指示はありますが、それはあくまでクラス全体の平均として示しているだけです。本当にその宿題の指定範囲があなたのお子さんの理解度とマッチしているのかは、その都度、確認・調整する必要があります。

SAPIXの授業についていくために個別指導塾や家庭教師を併用するご家庭が多いのは、こうした、解くべき教材・問題の取捨選択をサポートして欲しいというニーズによるものだと思われます。

やみくもに「勉強しなさい」というだけでは、SAPIXの家庭学習をこなすのは不可能なのが実態です。

SAPIXで偏差値が上がらない場合にやるべき対策

SAPIXで偏差値が上がらない原因は、お子さんの弱点が、弱点のまま残ってしまっていることでした。確実に成績を上げるためには、お子さんの弱点に合わせたアプローチが必要です。

弱点を特定し、潰す。

また弱点を特定したら、潰す。

これを繰り返していくうちに、分からない単元が少なくなっていき、その後の内容を勉強するための基礎が固まります。

元塾講師むらなか
御三家に合格した子の合格体験記を見ると、大体みんな「基礎が大事」と書いています。弱点を放置せずに、弱点を潰していくことが大切です。

なお、なかなか成績が上がらない生徒は、そもそも何が弱点なのか分かっていない場合が多いです。弱点がわからない場合は、今までの成績を見て、何が苦手なのかを把握することから始めましょう。

サピックス向けの家庭教師も効果的

中学受験では親のサポートが重要だと言われますよね。 とはいえ、具体的にどの単元でつまずいているのか?どこまで戻るか?どのように取り組めばよいのか?どのくらい時間を割けばいいのか?……などなど、素人が分析・対応するのは難しいと思います。 そのような状況の方は家庭教師を利用することをおすすめします。家庭教師なら、1人1人の苦手に向き合い、あなたのお子さん専用のカリキュラムで学習をサポートしてくれます。 なかでも「代々木進学会」は、サピックスの授業内容・カリキュラム・テキストを踏まえた「サピックス対策コース」があります。クラスのランクアップを念頭に授業の進行度や志望校のレベルにターゲットを合わせた勉強法で、サピックスの成績を伸ばし、志望校の合格へ導きます。 サピックスのカリキュラムや教材・テストを熟知し、これまでに毎年何百人もの生徒をクラスアップ・志望校合格に導いてきたプロの家庭教師が数多く所属していますので、多少費用がかかっても、後悔のない中学受験対策をしたい方におすすめです!

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最後に

以上、SAPIXで偏差値が上がらない原因と対策についてご紹介しました。

  • 偏差値を上げることは、子どものモチベーションを維持するうえでも大切
  • 偏差値が上がらない根本的な原因は、お子さんの弱点が、弱点のまま残ってしまっていること
  • 集団授業では1人1人の苦手に向くことができない
  • SAPIXは宿題の量がとにかく多いので、取捨選択することが大切
  • 偏差値を上げるためには、まずは弱点を特定し、潰すこと
  • それには親のサポートが必要だが、難しい場合は他の手段も検討するべき
元塾講師むらなか
あなたのお子さんは、頭が悪いのでも、賢くないのでもありません。正しい学習法を実践できていないだけです。やみくもに「勉強しなさい」と言うのではなく、正しいやり方で正しく努力すれば、必ず偏差値は上がります。ぜひ少しずつ改善に向かって走り出していただけることを願っています。

悩んでいるより、「代々木進学会」など外部に相談してみてはいかがでしょうか。

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