家で勉強に集中できないとどうなる?
家で勉強に集中できない人のデメリットは以下の2つです。
- 勉強時間が少なくなる
- 図書館やカフェに毎回移動する必要がある
勉強時間が少なくなる
志望校に合格する学力を身に付けるには、問題集に取り組んだり、英単語を覚えたり、自分から時間を作って勉強をする必要があります。
家で勉強に集中できない人は、学校・塾・図書館・カフェなどで勉強するようです。
でも、学校・塾・図書館・カフェだけでは、そんなに長い時間勉強することはできません。
ですから、「家で勉強できない」タイプの人は、「家で勉強できる」タイプの人に比べて勉強時間が少なくなってしまいます。
図書館やカフェに毎回移動する必要がある
静かな図書館や、いろいろな音が聞こえてくるカフェが、自分には集中できる環境だという考えもあります。
家がうるさいから図書館で勉強する、カフェだと人目があるからまじめに取り組めるなど、それぞれ利点はあると思います。
移動が片道15分だとして、往復で30分、6日間で3時間です。
家で勉強すれば、1週間で3時間もたくさん勉強できるのです。
家で勉強できないのは甘え?集中できない原因
家で勉強できないことのデメリットを理解したうで、次は、その原因です。
家で勉強に集中できない原因をまとめると、ざっくり以下のとおりです。
- 誘惑が多いから
- 他者の視線がないから
- 眠くなるから
- うるさいから
- 何から始めたらいいかわからないから
1つ1つ解説していきます。
誘惑が多いから
家では、お気に入りの漫画や小説、音楽などに囲まれています。
スマホにも、SNS・YouTube・ゲームなど誘惑がたくさん詰め込まれています。
勉強机のすぐそばに、ふかふかのベッドが置いてあるお家も多いでしょう。
家族が楽しそうにDVDなどを視聴したり、ゲームで遊んだりしている音が聞こえると、つい気になってしまいます。
居心地のいい「家」という環境は、誘惑が多いのです。
他者の視線がないから
図書館やカフェなどでは、周りの人の視線があるので、さぼったり、居眠りしたりしづらいです。
でも、家だと自分一人です。
家族はいても、身内ですから、「周りの視線」というプレッシャーは全く感じません。
そうすると、勉強に集中するのが難しくなります。
楽しいことのほうに流されてしまったり、だらけてしまったりしがちです。
眠くなるから
好きなことをしているときは全然眠くならないのに、勉強を始めたとたんに眠くなるという人は、多いのではないでしょうか。
睡眠不足や、血液中の糖分の不足、ストレスから心身を守ろうとする脳の拒否反応などが眠気の原因だそうです。
志望校に合格できるだろうか、といった不安がストレスを生みます。
脳はストレスから心身を守るために、ストレスの原因である勉強を回避しようとします。
それが、眠気となって現れることもあります。
うるさいから
家族の生活音をうるさく感じる場合もあります。
テレビ・会話・楽器・兄弟げんかなど、家の中には様々な音があります。
普段は気にならなくても、自分だけが勉強していると、気になるものです。
また、家族が話しかけてくる会話を、うるさいと感じる場合もあります。
否定的なことを言われたり、やっている内容に口出しされたり、どうでもいい内容だったりします。
話しかけられると、集中できないこともあります。
何から始めたらいいかわからないから
勉強の仕方が身についていないので、無駄に時間を過ごしています。
集中できないというよりも、何をやってよいのか分からない状態です。
やらなくちゃという気持ちがしっかりあるので、適切なアドバイスをもらえば、集中して取り組めます。
家で勉強に集中するための3つのコツ
- 勉強しやすい環境を作る
- 家で勉強する科目・教材を絞る
- タブレット学習を取り入れてみる
①勉強しやすい環境を作る
気が散る原因になるものは、目に入らないようにしましょう。
漫画やスマホなどは、箱や戸棚・引き出しなどにしまって、目の前はなるべくシンプルにします。
音が気になる人は、イヤホンをしたり、集中力が高まるような音楽を小さめの音でBGMとして流したりするのもいいでしょう。
自分専用の勉強部屋がなくても、パーテーションなどで囲って、勉強スペースを作ってみましょう。
②家で勉強する科目・教材を絞る
家以外でも勉強する人は、家でやることと、ほかの場所でやることを分けてみるのもいいです。
通学時間が長い人は、英単語や文法を電車の中でみっちりできれば、家では英文の長文に集中しようという気持ちになります。
数学の問題集は、わからないときに先生に質問しやすいので塾の自習室で行い、家ではそれ以外の学習をすると決めると、それぞれ集中できそうです。
家でやることをはっきりさせると、集中しやすくなります。
③タブレット学習を取り入れてみる
自分一人で黙々と学習するのが苦手な人や、勉強の仕方が分からない人には、タブレット学習を取り入れるのもおすすめです。
楽しく取り組める工夫がされているので、勉強が苦手な人も集中できます。
書くことが苦手な人にも、抵抗感なく勉強に取り組めます。
勉強の初めにタブレットでウォーミングアップして、勉強に向かう気持ちに切り替えてから、紙の問題集に取り組むという使い方も効果的です。