「公文やめたい」と言われたら?辞めたい理由と対処法

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  • 公文をやめたいと子供が言っている…
  • 公文の効果に疑問を感じている
  • 具体的にどうしたらいいか教えてほしい

「公文をやめたい」とお子さんが言ってきたらショックですよね。しかしせっかく続けてきた公文をやめてしまっていいのかは迷う方も多いと思います。

私は公文の利用歴7年で、4人の子どもを通わせましたが、親目線でも公文を続けようか辞めようか、迷う場面は少なからずありました。

支払った金額、送迎の労力、公文をやったかどうかの声がけなど精神的負担、子どもの勉強時間の大半を公文に費やしても良いものか…といったことを考えると、効果が見合っているのか疑問に思うのも無理はないでしょう。

親のそうした気持ちが先か、子どもの「辞めたい」が先か、ご家庭によって違いがあるでしょうけれど、「公文大好き!早く公文に行きたい!」という子どもは少数派ではないでしょうか(羨ましいです…)

まみぃ
うちの子供たちも、タイミングは違えど「辞めたい」と言い出す時期がありましたよ。もはや公文あるあるかも
元塾講師むらなか
一番やってはいけないのは「現状放置」です。根本的な問題の解決にはつながらないですし、お子さんの負担も溜まり続けてしまいます。
当記事の内容を参考に、具体的な行動に移してもらえれば幸いです。

目次

公文をやめたいと子供が言う理由

公文を辞めたいと思う理由も様々です。

ここでは、公文を辞めるよくある理由をまとめます。

  1. 宿題が多すぎるから
  2. 教室の時間が長いから
  3. 同じ問題ばかりでつまらないから
  4. 先生が好きじゃないから
  5. カリキュラムが難しいから
  6. 通信教育がやってみたいから

理由①:宿題が多すぎるから


元塾講師むらなか
公文を辞めた理由を調べていると、一番多く出てくるのは「宿題が多かったから」という理由です。

公文は基本的に、公文に入学した時の学年より2学年ほど下から学習をはじめます。

そのため、「簡単だからこれくらいできるよね」ということで最初の宿題の量を多く設定しがちです。

学校の宿題に加えて、公文の宿題もやらなければならないとなると、お子さんにはかなりの負担になりますよね。

以下の口コミのように、「宿題の量を減らしてもらった」というお子さんもいらっしゃるようです。

お子さんが「公文をやめたい」と言っているなら、まずは宿題の量が適量かどうかから見極めるのが良いでしょう。

理由②:教室の時間が長いから


公文の教室では、自力でプリントを解かなければなりません。

学校が終わったあとも、集中しなければならないので、疲れる子もいるでしょう。

そして、受講している教科が多い場合は特に、教室での滞在時間も長くなりがちです。

まみぃ
3教科受講で5時間ほど公文にいたことも・・・
宿題をやるのも面倒、公文の教室時間も面倒となると、辞めたくなるのも無理はないでしょう。

理由③:同じ問題ばかりでつまらないから

公文では反復学習を大事にしています。

元塾講師むらなか
反復学習そのものは知識を定着させるうえで非常に大事なことですが、くりかえし同じところばかりを学習するのが嫌になってしまう子もいます。

公文の教材はシンプルな紙の教材なので、子供も見た瞬間に「あ、また同じだ」とやる気がなくなってしまいがちです。

しかしそれだけで公文をやめてしまうのはもったいないことです。

以下のツイートのように、同じ問題を完全に正解するまでやらされるのは辛かった、振り返るとあれは大切だった!と述べている人もいます。

反復学習の大切さをお子さんに理解してもらうのは中々難しいかもしれませんが、成長痛だと思って、もう一踏ん張りしてほしいです。

まみぃ
「あれ?このプリント前もやっていたよね?」と最初はビックリしました。多いと3、4回繰り返すことも…。

理由④:先生が好きじゃないから

勉強すること自体は楽しくても、公文の先生が苦手で、公文に行きたくないと言っている可能性も考えられます。

元塾講師むらなか
人間の悩みのほとんどは人間関係と言われています。大人でもそうですよね。

対面で先生に教えてもらえるのが公文のメリットですが、それは逆にデメリットにもなりえます。

「先生が好きじゃないから公文をやめたい」と思うこと自体はおかしなことではないので、お子さんの気持ちに寄り添って、次の行動を考えてあげましょう。

理由⑤:カリキュラムが難しいから

カリキュラムが難しすぎて、問題が解けない→つまらない→公文をやめたい、という事態に陥っている可能性も考えられます。

元塾講師むらなか
公文の先生もたくさんの生徒を抱えているので、1人1人の学力を見極めた上でのカリキュラム設定はどうしても難しい部分があります。

「問題が難しすぎる!」あるいは「問題が簡単すぎる!」という不満がある場合は、カリキュラムの設定がうまくいっていない可能性が高いです。

まみぃ
教材が進めば進むほど、子どもに解き方を聞かれることが多くなりました。
公文は学校や塾の授業のように、問題の解き方を教えてくれません。あくまでも自分の頭で考えることをベースとしています。それも教材が簡単なうちはよいのですが、難しくなってくると、行き詰まってしまう子もいるようです。
まみぃ
国語のJ教材(高校1年レベル)では古文が出題されるのですが、単語や文法の知識無しで問題を解かなければならず、親からみてもハードだなと思いましたね…

理由⑥:通信教育がやってみたいから

好奇心旺盛な子にありがちなのが、話題の通信教育をやってみたいから、今続けている公文をやめたいという理由です。

元塾講師むらなか
最近では『チャレンジタッチ』のようにタブレットを用いて楽しみながら学習できる教材が充実しており、公文のようにシンプルな勉強をしている子から見ると、そうした通信教育は憧れの存在に見えることでしょう。

公文をやめたいと子供が言ってきた場合の対処法

お子さんが「公文をやめたい」と言ってくる理由について説明したうえで、ここからは具体的な次のアクションについて紹介します。

  1. しばらく休む(サボる)
  2. 宿題の量やカリキュラムの変更をお願いをする
  3. 休会を申込む
  4. 公文の通信学習に切り替える
  5. 公文を辞める

対処法①:しばらく休む(サボる)

元塾講師むらなか
いきなり公文をやめずに「とりあえず一旦休む」というのも有力な方法です。

以下の口コミのように、「休んだら気が晴れて宿題をやるようになった」というお子さんもいらっしゃるようです。

休むことで心機一転して、また公文に通いたい気持ちが湧いてくる可能性があります。

対処法②:宿題の量やカリキュラムの変更をお願いをする

宿題の量が多かったり、カリキュラムの内容が合っていないと感じている場合は、その旨を公文の先生に相談してみましょう。

まみぃ
うちの場合、先生に相談をした結果、プリントの量を減らすことになりました。その後、しばらく様子を見ることに。そうしたら、辞めたい気持ちが落ち着いたので、引き続き続けています。

公文の教室での時間が長いから辞めたがっている場合は、終わる時間について相談するとよいでしょう。

まみぃ
これも相談して、19時までには必ず帰ることになりました。

対処法③:休会する

公文をずっと休んでいると月謝がかかります。長期間通わない場合は、休会の申込みをしておくのがおすすめです。

休会や退会などの諸手続きの詳細は公文の公式サイトから確認してください。

手続きはネット上ではできません。直接伝える必要があります。

休会中は月謝はかかりません。最大3ヶ月間休会することができます。

復会の申し出がなければ4ヶ月目から自動的に退会となる点には注意しましょう。

対処法④:公文の通信学習に切り替える


公文では、2020年頃から通信教育形式のサービスを提供するようになりました。月1回、担当指導者による採点および「通信学習連絡帳」でのコメントのやりとりを通じ、個人別に学習をサポートしています。

■現在、公文式教室で学習中で、これから通信学習を検討される方へ
各教室で通信による指導を行っている場合があります。お通いの教室にご確認ください。引用元:公文式通信学習

料金的には、同程度か若干高くなるようです。だったら通った方が学習効果は高そうですが、完全に辞めてしまうよりは、通信にして様子を見るのもアリかもしれません。

対処法⑤:退会する

元塾講師むらなか
以上の対処法をやっても、お子さんが「公文をやめたい」と言っているのであれば、辞めたほうが得策です。

退会する場合は、希望する月の前月末日までに教室に直接伝える必要があります。

子供にあまりやる気がないとき、無理にやらせるという考え方を、変えるべきだと思います。

やる気が出ないからといって、安易に公文に行かせて、勉強時間を増やしたとしても、能力が伸びるわけではありません。

結局、子供が勉強嫌いになったり、自分から学んでくれなかったりするのは、その学び方が本人と合っていないからです。

本人が自分から少しでも前向きになるようなやり方を提案すれば、やる気になってくれるはずです。

結局ズルズルと向いていない公文にそのまま通うことになってしまうと、時間もお金も無駄になってしまいます。

まみぃ
辞めると決めたら、はっきりと「◯月いっぱいで辞めます」と伝えた方がいいですよ。直接言うのが苦手な方は、お手紙でも良いと思います。

公文をやめたい相談は公文側にしてはいけない


よくある話ですが、担当の先生に「子供が公文を辞めたいって言ってて…どうすればいいのかアドバイスください」と相談する方がいます。

これは基本的にはおすすめしません。

なぜかというと、「この子は別の塾のほうが向いている」と塾の先生が思っていてもまさか「あなたのお子さんは公文に合っていないから他の塾に行ったほうがいいですよ」とは、なかなかアドバイスできないからです。

公文や塾に学習相談をしても、本当に子供のために思って言ってくれているのか判断しづらいです。なぜかと言うと、みんな自分たちにお客さんを呼びたいからです。

まみぃ
公文教室はボランティアではなくビジネスですから、これは仕方がないですね
ですので、学習相談は基本的には利害関係のない第三者にしましょう。

親御さんが、公文を続けさせたい気持ちが強いなら、相談するのも良いと思います。公文の先生はこのような事例をたくさん目にしてきているはずですから、的確なアドバイスがもらえると思いますよ。

公文をやめて他の学習方法に変えるのも1つの手

公文を辞めた場合、勉強はどうすればいい?

私は公文の大きな魅力の1つは、無学年式にあると思っています。

実際のところ、子どもを公文に通わせて親として1番良かったと思うことは、先取り学習にあります。

特に中学生以降は、学校の授業についていけなくなるお子さんも多くなると聞きます。その点、先取りをしておくと、その効果を貯金のように実感する場面が出てきます。

そうした点を重視して、私はタブレット学習の「すらら」をおすすめします。

有名どころだと、進研ゼミのチャレンジやスマイルゼミでも無学年式を取り入れていますが、あくまでもサブ的位置づけであって、メイン教材は実際の学年がベースとなります。無学年で学習できる範囲も限定的なので、公文の代わりにするのはどうかなぁという印象です。(無学年式の学習にこだわらないのであれば別ですし、良い教材です)

その点「すらら」は、メイン教材が完全無学年式なので、求めている学習方法に合致します。料金的にも、国・数・英で公文の1教科分程度なので、コスパが良いです。(5教科コースもあり)

公文の代替としては、かなり有力な候補だと思います。無料で資料請求もできますから、検討してみてはいかがでしょうか。

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