こんな悩みを持った方向けの記事です。
- SAPIXにおける「偏差値30」とは
- SAPIX偏差値を上げるための方法は
SAPIXの偏差値は、他の中学受験塾と比べて低く出ると言われていますが、それでも「普通のSAPIX生よりもできない」と突きつけられているようで焦りますよね。
しかし、SAPIX偏差値30になった際の対応を間違えると、中学受験に失敗してしまうだけでなく、「頑張っても努力は報われない」とお子さんの自己肯定感が下がってしまう恐れがあります。
【大前提】そもそも偏差値とは?
偏差値とは、テストを受けた生徒の中で自分がどれくらいの位置にいるかを数値化したものです。
あるテストで平均点だった場合、偏差値は50となります。
偏差値はテスト内容や受験者のレベルなどによって変わってきます。
中学受験生の多くが受ける、以下の4つの模試で比較してみます。
SAPIX:志望校判定サピックスオープン
四谷大塚:合不合判定テスト
日能研:全国公開模試
首都圏模試:合判模試
SAPIXと首都圏模試では、偏差値が10以上変わってきます。
SAPIXにおける偏差値30とは
SAPIXにおける偏差値30について、解説します。
SAPIX偏差値30は何クラス?
SAPIX偏差値30は、A~Cクラスになる場合が多いです。
クラス | コース分け基準 |
---|---|
α1 | 245点以上 |
α2 | 236点~244点 |
α3 | 225点~235点 |
α4 | 218点~224点 |
K | 211点~217点 |
J | 205点~210点 |
I | 201点~204点 |
H | 196点~200点 |
G | 188点~195点 |
F | 182点~187点 |
E | 177点~181点 |
D | 167点~176点 |
C | 159点~166点 |
B | 148点~158点 |
A | 147点以下 |
※校舎やクラス編成によって異なるので、あくまで目安として参考にしてください。
SAPIX偏差値30で狙える学校は?
SAPIX偏差値30で狙える学校は、以下の通りです。
- 神大附属
- 青山学院横浜英和
- 洗足
- 都市大等々力
- 品川女子学院
- 関東学院
- 鎌倉女学院
- 横浜共立
- 神奈川大附属
- 日大日吉
- 横浜女学院
- 山手学院
- 清泉
- 青陵
- 湘南学院
SAPIX偏差値30→50を目指すためにやるべきこと
SAPIX偏差値30から上げることは可能?
SAPIX偏差値30から抜け出すことは、方法を間違えなければ可能です。
実際、
・偏差値30→40にする難しさ
・偏差値60→70にする難しさ
上記の2つでは、前者(偏差値30→40)のほうが圧倒的に簡単です。
偏差値60→70にするには、重箱の隅を突くような知識までつけないと、なかなか達成することができません。
しかし偏差値30の場合、
- そもそもの勉強時間が少ない
- 勉強の進め方が分からない
- SAPIXのやり方・雰囲気が合わない
- スケジュール管理ができていない(勉強効率が悪い)
など、お子さんの弱点に気付いて不明点を解消できれば、SAPIXの授業についていけます。
弱点を特定し、潰す。
また弱点を特定したら、潰す。
これを繰り返していくうちに、分からない単元が少なくなっていき、その後の内容を勉強するための基礎が固まります。
なお、なかなか成績が上がらない生徒は、そもそも何が弱点なのか分かっていない場合が多いです。弱点がわからない場合は、今までの成績を見て、何が苦手なのかを把握することから始めましょう。
成績アップにサピックス向けの家庭教師も効果的
中学受験では親のサポートが重要だと言われますよね。 とはいえ、具体的にどの単元でつまずいているのか?どこまで戻るか?どのように取り組めばよいのか?どのくらい時間を割けばいいのか?……などなど、素人が分析・対応するのは難しいと思います。 そのような状況の方は家庭教師を利用することをおすすめします。家庭教師なら、1人1人の苦手に向き合い、あなたのお子さん専用のカリキュラムで学習をサポートしてくれます。 なかでも「代々木進学会」は、サピックスの授業内容・カリキュラム・テキストを踏まえた「サピックス対策コース」があります。クラスのランクアップを念頭に授業の進行度や志望校のレベルにターゲットを合わせた勉強法で、サピックスの成績を伸ばし、志望校の合格へ導きます。 サピックスのカリキュラムや教材・テストを熟知し、これまでに毎年何百人もの生徒をクラスアップ・志望校合格に導いてきたプロの家庭教師が数多く所属していますので、多少費用がかかっても、後悔のない中学受験対策をしたい方におすすめです!最後に
というわけで今回は、SAPIX偏差値30から抜け出す方法について、解説しました。
結局、子どもがなかなか思うように成績が上がらなかったり、自分から学んでくれなかったりするのは、その学び方が本人と合っていないからです。
受験生とはいえ、小学生。
勉強のモチベーションが沸かないと、ギリギリまでやる気は出ません。
しかし、これでは成長率が悪くて、受験直前にかなり困ることになります。
悩んでいるより、「代々木進学会」など外部に相談してみてはいかがでしょうか。