そんな悩みを持っている方向けの記事です。
新型コロナウイルスの影響から、最近ではタブレット学習を利用するご家庭が急速に増えましたよね。
そういった背景から、「タブレット学習って効果あるの?」という不安を抱く方は多いでしょう。
本記事では、実際にタブレット学習を利用した人の口コミを紹介したあと、おすすめの教材をご紹介します。
タブレット学習の効果はあるという資料
文部科学省の報告書によると、タブレット学習によって学習の効果があったことが分かります。
タブレット端末を活用した授業後のテストの成績が小学校では国語で 5%水準、社会、算数、理科では 1%水準で有意に高いことを示した。
タブレットを利用した授業のほうがテストの成績が良かったとのことです。
文部科学省では、こうした成果報告を受けて現在「GIGAスクール構想」のもと学校の改革を進めています。
- 一人一台のタブレット端末
- 常時接続可能な高速無線LAN
今やタブレットで学習するのが当たり前の時代です!
タブレット学習「効果なし」という口コミ
Twitterでタブレット学習を使った人の口コミを探しました。
仲間のいない環境では学習に取り組めなかった
小学生用 #スタディサプリ
子どもが全くやらなかったので、解約。仲間がいない環境で、自主的に学習に取り組みのは、できないよな。
予想通りの結果でした。。。
— ボビマギ (@HakoCoffee) January 8, 2020
仲間がいない環境では学習に取り組めなかったという口コミがありました。
タブレット学習は塾のような強制力がないため、一人では学習に取り組めないというケースもあります。
その一方で、一人でも黙々と勉強してくれているという口コミもあります。
え、長女、もう勉強始めた。今日くらいゆっくりしたらいいのにぃ❗
Z会のタブレット学習効果は凄いです⤴⤴母は自粛期間の2か月だけ勉強の伴走とフォローしましたがその後はほぼノータッチ。オンラインの講師の講義が面白いらしい pic.twitter.com/FThpYfyhvD— since (@sakuramama521) July 17, 2020
以上のことから、一人で黙々と勉強できるかできないかは、お子様の性格による部分が大きいと考えられます。
もし不安なら、コーチのサポートがある教材を選ぶのがおすすめです。
コーチがいると、ある程度強制力がついたり、勉強のサポートをしてくれるのでおすすめです。
一人ひとりにチューターのフォローがつくタブレット学習は、2021年現在では「すらら」と「RISU算数」だけのようです。気になる方は以下の記事をお読みください。
すぐに答え合わせできるのがダメだった
タブレット学習脱落組の我が家。
やらないというのも理由の一つ。けど、タブレット学習の利点と言われるすぐ答え合わせができるがダメだった。
選択肢を選ぶのを適当に当たるまで考えず押し、ピンポン出たら次の問題って感じ。
我が子は紙で学習するのがいいようでした。— 喜兵衛 (@love_chuchu_kan) April 9, 2020
すぐに答え合わせができるというメリットが裏目に出ているといった意見がありました。
タブレット学習では丸付けは一瞬で行ってくれます。
しかし、教材によってはボタンを押すだけですぐに解答を見ることができてしまいます。
また、当てずっぽうで答えてたまたま正解した場合でも、理解したと認識されることも。
とはいえ、楽しみながらスムーズに学習を進められるのはタブレット学習の大きな強み。
すぐに答えを見て知識が身についていないことの対処法として、タブレット学習で基礎知識をつけたら、紙教材で知識のテストチェックをするようにしましょう。
紙教材でも試すことで、「わかったつもり」になっていないか確認しましょう。
好きな教科しか勉強しなかった
上の子がタブレット学習の通信教育をやってるんだけど、好きな教科しかやらない😩なんとかできないものか。
— ふぃとん (@trecitta1) September 27, 2020
タブレット学習はやってくれるものの、好きな教科しか勉強してくれないという口コミがありました。
勉強をしてくれるのは嬉しいですが、親としては、全教科満遍なく成績を上げてほしいと思いますよね。
対処法としては、お子さんの学習記録を見てお子さんにアドバイスや提案をしてあげましょう。
最近では、お子さんの学習記録をスマホで送信してくれるようになっています。
以下はすららの例ですが、保護者に向けても、最新の教育情報やお子さんに合わせた学習の進め方など様々なアドバイスをしてくれます。
取り組み内容や時間、点数、学習の進捗などを知らせてくれるので、ぜひ活用しましょう。
お知らせのあった内容を元に「今日は得意の社会をがんばったんだね。」「苦手な算数はどう?」など、子どもに保護者が見守っていることがわかるコメントをしたり、積極的にがんばりを褒めたりするのがポイントです。
子どもの自信とやる気UPにつながることでしょう。
紙に書くほうが良かった
長男、タブレット学習より紙に書く方がいいらしい。
書く楽しさを感じてくれたようだ。
残念だけど、チャレンジタッチは返品しよう。試せてよかった。— いくえ (@ikueruca) April 8, 2020
紙に書くほうが良かったといった意見もありました。
たしかに、お子さんによってタブレットと紙教材のどちらが相性がいいのかは変わると思います。
しかし、これは実際に使ったからこそ分かったことです。
もしダメだったらダメだったで、「うちの子には合わなかった」という結果が分かります。
ちなみに、タブレット学習でも、教材に寄っては紙教材を併用して学習を進めるスタイルのものもあります。
操作性が悪かった
タブレット学習のRISU 算数、使用している感想です。iPadに慣れていると操作性の悪さにイライラする。反応も遅いし鉛筆モードもありますが、使えたものではない。1ページに問題数が少ないにもかかわらず、フォントが小さすぎる。答えを入力するための数字パネルも小さすぎる。子供が時々発狂する。 pic.twitter.com/qtcHWRUkms
— たまねぎ (@1101tamachan) January 15, 2018
タブレットの操作性が悪くて勉強に支障が出たという口コミがありました。
使うタブレットによっては、操作性が悪いと感じることがあるかもしれません。
「操作性が悪い」とは、具体的に言うと以下のようなケースです。
- タブレットの画面に手をついて文字を書けない
- タッチしても反応してくれない時がある
「操作性が悪いタブレットは微妙だな…」という方は、スマイルゼミがおすすめです。
スマイルゼミでは、スマイルゼミの専用タブレットを使うのですが、手をついても文字がかけるほど操作性が良いです。
操作性の良いタブレットが気になる方は、以下の記事を読んでみてください。
タブレット学習「効果あり!」という口コミ
続いて、タブレット学習で効果があった、良かったという口コミをお伝えします。
こちらもTwitterから口コミを探しました。
毎日楽しく勉強するようになった
【タブレット学習の効果】
娘がタブレット学習を始めて一週間。そこでの気づき。
・間違いをちゃんと直すようになった
・漢字の練習を楽しんでやるようになった
・教えてないのに、お絵かきソフトやチャットを使いこなすようになった毎日楽しく勉強しているようで、親としても安心しました。
— seikurabe@手帳術×ICT×子育て (@seikurabenet) March 9, 2020
#すららカップ #ほめ上手大賞
今日は日曜日なので勉強お休みかな〜と思ったら午前中に!何も言わなくても!すららを3ユニット済ませていました👏上の子は九龍城のように教科書を積んでいたリビングテーブルを片付けていたし…我が家に何が起こっているのでしょうか…。— 宮野ミケ🌊🤝🔥◎雑多垢 (@mikemiyano) January 10, 2021
沢山の方から👍を頂いて、タブレット学習に興味がある方が多いのかな?という印象☺️💕✨
今日は、午前も午後も楽しく学んでいました。
「反応が遅い‼️簡単過ぎる‼️」という息子。
「そりゃそうよ😁今日から2年生だよ❓」って言ったら何故か納得していた。#ホームスクール https://t.co/hvsFD5ufzi
— GO&AMYの孟母四遷 (@Go5Amy) April 1, 2019
プリントやドリル学習だと、わからない問題にぶち当たるとすぐイライラしてしまう娘。一方、タブレット学習は娘には合ってるようで、同じ先取り学習でも親が強制しなくても進んでやってくれるし、イライラせず楽しくやってくれます😌親が手取り足取り教える必要ないのでプリントが苦手な子はおすすめ✨
— ニャンチュウ😸 英語教室講師✖️教室運営✖️おうち英語✖️知育 (@Nyanchu2gou) July 4, 2020
タブレット学習の強みは、とにかく子供のくいつきが良いこと。
タブレット学習では子供が自分で学習できる仕組みが数多く備わっており、例えば以下のようなものがあります。
- 問題文の読み上げ
- イラストやアニメーションを使った分かりやすい説明
- 自動で丸付け
- 間違った問題の解説
- 間違った問題の解き直し
- 認めや励ましのフォロー
勉強が苦手で、学校の宿題やドリル教材をまったくやらなかった子でも、タブレットではすぐに勉強をしたというケースは非常に多いです。
今勉強が苦手で悩んでいる方には、タブレット学習は効果があると言えます。
紙教材よりもやる気が上がった
娘は紙の教材よりもタブレット学習のほうがあっているみたい。
親が強制しなくても毎日楽しんでタブレット学習をやっているので、お勉強というよりゲームをやっている感覚なのかもしれない。
これから始める小受のペーパー対策を拒否反応を示さずに、どのようにして遊び感覚に繋げられるかを模索中🤔— ニャンチュウ😸 英語教室講師✖️教室運営✖️おうち英語✖️知育 (@Nyanchu2gou) July 13, 2020
紙教材からタブレットに変えてから、何も言わずとも勉強をするようになったという口コミも多く見つかりました。
やはりタブレットのもの珍しさもあり、楽しんで勉強をする子どもたちも多いようです。
また、答えを書くとすぐに正解/不正解が分かり、そのたびにサウンドが鳴ることなど、勉強内容に対してダイレクトに反応があることも、子どもたちにとって楽しいようです。
娘が「おべんきょうしたい!」っていうから
タブレット学習始めたんだけど
めちゃくちゃやる気だし一生懸命頑張るからえらい😭
ひらがなの練習やってて、こっそりどれくらいやったのかみたらすごい進んでる😭— ひさぽん★4y0yママ (@KH13432) March 5, 2024
国語力が向上した
我が家は長男も次男もIpadで学習し始めて、明らかに国語力が向上している。
声を大にして、タブレットには明らかな学習効果があると言いたい。
書字が困難なお子さんに、是非タブレット学習を。— fumikichi (@fumikichi2525) December 1, 2015
「国語の読解問題や漢字の練習は、タブレットでは向いてないのではないか?」といった意見がときどきありますが、実際に国語力が上がったという口コミがありました。
国語を苦手としている子でもタブレットで勉強できるのは助かりますね。
継続して使ってくれてる
子どもにタブレット学習させてるけど、うちの子には学習効果がかなりあるので継続使用してる。
タブレット学習さぼると途端にテストの点数悪くなるから効果が顕著。
紙物はかさばるし処分めんどうだからタブレットは合理的。— 春 (@haruironoame) March 2, 2019
次男は最近、15時からタブレット学習と決めていて、きちんと継続中。私の親子喧嘩のためのドライブにも付き合ってくれて、たぶん我が家で最も情緒が安定してる。
( ̄▽ ̄;)
— yu (@24yu728) May 3, 2020
「最初だけ珍しがって使っても、結局飽きてしまうのではないか」という懸念もありますが、口コミを見る限り、多くのご家庭で継続して使っていることが分かりました。
実際に、例えばすららでは89.1%のお子様が学習を継続しているというデータが出ています。
おすすめのタブレット学習教材
- すらら(公式:https://surala.jp/home/)
勉強が苦手な子におすすめ。現役塾講師の「すららコーチ」がお子さん一人ひとりに合わせてサポートしてくれるので、勉強の挫折もしにくいです。 - チャレンジタッチ(公式:https://sho.benesse.co.jp/)
タブレット学習利用者No.1。ゲームを通じて学習をしたい子におすすめ。 - スマイルゼミ(公式:https://smile-zemi.jp/shogaku/)
ゲーム性はほどほどで、性能の良いタブレットで着実に成績を伸ばしたい子におすすめ。
タブレットは効果なし?【体験レポート】
「タブレット学習、実際に1年間続けてどうなった?」という記事で、1年間タブレット学習を使い続けたご家庭にインタビューした結果がまとめられていました。
参考になりそうな部分を抜粋してご紹介しますね。
「専用タブレット」か「市販のタブレット」か
親が使っている端末を子どもに貸すのではなく、子供に専用のタブレットを使うのは良かった
子どもにとっても、「自分だけのタブレット端末」というのは非常に魅力的なようです。スマイルゼミもチャレンジタッチも、兄弟間でも端末は共有できないので、まさに自分だけの端末になります。これも、勉強へのモチベーションを上げることに役立つことでしょう。
スマイルゼミやチャレンジタッチでは、iPadのような市販の端末ではなく、専用のタブレットを使用するため、「自分だけのタブレット端末」を持つことができるんですよね。
それが勉強へのモチベーションを上げることで役立ったと回答していました。
ちなみに、「専用タブレット」か「市販のタブレット」を、大手教材でまとめると以下のようになります。教材選びの参考にしてください。
教材名 | タブレット |
---|---|
スマイルゼミ | 専用タブレット |
チャレンジタッチ | 専用タブレット |
すらら | 市販のタブレット |
RISU算数 | 専用タブレット |
スタディサプリ | 市販のタブレット |
インタビュー記事内では、専用タブレットではなく市販のタブレットを使うことのメリットも語られていました。
専用端末を配布しないぶん、受講料金も安く抑えられています。ただしアプリ利用やネット閲覧の制限は、 OSでの機能制限やフィルタリング付きブラウザの導入など、親がしっかり設定する必要があります。
専用タブレットを使わない場合は、親が使っている端末を子どもに貸すだけなので、わざわざ新しくタブレットを買わなくても済むのが利点ですよね。
その一方で、市販のタブレットではアプリ利用やネット閲覧ができてしまうというデメリットがあります。
専用タブレットを使うにしろ、市販のタブレットを使うにしろ、それぞれのメリット・デメリットは理解しておきましょう。
タブレット学習の良かった点
そして記事では、実際に使ってみて良かった点が書かれていました。
タブレットの操作は特に難しくありません。問題を解くと、すぐに回答が表示され、間違っていてもすぐに再チャレンジできます。基本的に親がそばにいなくても、子どもだけでどんどん進めていきます。つきっきりで見ている必要はありません。
学習が終わると、親のメールアドレスにメッセージが送信されます。今日はどれくらい進めることができたのか、職場でも確認できます。
「紙と違って良かったのは、ゲームみたいな感じでどんどん進められるところ」と長男は話します。算数のミニドリルも、タイムアタックに挑戦することで計算速度が速くなったそうです。
タブレットでの漢字の書き取り練習も学校で学んだ内容の復習に役立つ、と長男は言います。また勉強を始める時間をアラームを設定できるので、時間になったら始める習慣も身に付きました。これらは、紙と違うタブレットのメリットですね。
タブレットの場合にも子どもたちの勉強意欲には波がありますが、そんなとき勉強に引き留めてくれるのがさまざまな「ご褒美」です。
タブレットで勉強をすると、ご褒美としてゲームなどのアプリが提供されます。新たに追加されたアプリが面白いと、それ目当てで勉強も頑張るようになりますね。ただ子どもたちにとっては、楽しむだけのゲームではなく、写真加工など自分で工夫して遊べるアプリのほうが良いようです。
最近夢中なのが、家族間だけでメッセージを交換できる機能です。我が家ではスマートフォンで利用できるLINEなどのアプリは使わせていませんが、専用のタブレット端末を使って、LINEと同じような体験をより安全にできます。面白い出来事を写真に撮って送ってくれるなどしてくれるので、新たな家族のコミュニケーションが生まれています。
ここで上げられているタブレット学習のメリットは、以下の6点でした。
- 子供だけでもどんどん勉強ができる
- 学習の進捗をメールで確認できる
- ゲーム感覚で勉強を進められるところ
- 学校で学んだ内容の復習に役立つ
- 勉強を始める時間にアラームを設定できる
- 「ご褒美」があることで楽しく勉強ができる
タブレット学習の残念な点
続いて、タブレット学習の残念な点も書かれていました。
文字の練習や筆算は紙のほうが便利
親の感覚としては、文字の練習は紙への手書きのほうが覚えやすいのではないかと思っています。タブレットでは、書き方が多少間違っていても正解と認識される場合があるようです。
算数の学習では、タブレットでも筆算できるスペースが用意されていて、自由に数字を書き込めます。しかし、これも書いたり消したりが素早くできる紙のほうが良いようです。「タブレットだと、ペンツールから消しゴムツールに切り替えたりといった操作が面倒」だと子どもたちは言います。
1年間タブレット学習を使ってみてたところ、文字の練習や筆算は紙のほうが便利だと感じると記事では書かれていました。
まとめ:タブレット学習は頭に入らないし意味ない?
というわけで、タブレット学習の効果について解説してきました。
ダメだったらダメだったで、「うちの子には合わなかった」という結果が分かります。
この記事で紹介した内容を参考にしながら、お子さんに合った学習スタイルは何なのか考えてみてください。
以下の記事で、おすすめのタブレット学習を紹介しているので、ぜひお読みください。