AIが効率的な学習提供を補助できるようになり、学習教材のタブレット端末化はますます進んでいます。
長年紙テキストをあつかってきたZ会の中学生コースも、2025年からタブレット端末のみに変更となりました。
それでも紙テキストでの学習のほうがいいという方もまだまだいらっしゃると思います。
この記事では紙で学べる、おすすめ中学生通信教育をご紹介していきます。
中学生の通信教育で紙教材を使う利点
まずは紙教材のメリットから見ていきましょう。
目が疲れにくい
紙教材のメリットは疲れにくいです。
PCやタブレットを使っての学習ではないため、電子画面を見続けることがないためですね。
例えば毎日1時間程度の学習であったとしても、集中した状態で月30時間、目を酷使し続けることになります。
そうなりますと目が疲れやすくなり、視力低下に繋がりやすくなってしまいます。
紙教材であればそういったリスクを避けつつつ、学習できるかと思います。
とっさにメモが取れる
デジタル教材に無く、紙教材にあるメリットは素早くメモが取れる点です。
あなたはとっさにメモしたことが、後で役に立った経験はないでしょうか?
子どもでも、忘れてしまう前にとっさにもメモを取りたくなることがあるはずです。
そのメモが後日、記憶を呼び覚ますヒントになリます。
鉛筆を使ったテキスト学習の場合、制限なく自由にメモがしやすいのは大きな強みになるでしょう。
学校の勉強・テストと同じ環境で学べる
紙教材のテキストであれば、学校の勉強と同じ環境で学習を進められます。
中学校のテストは鉛筆で書いて解くスタイルですよね。
そのため日々の学習では本番を想定した演習ができるでしょう。
本番と練習環境が違う環境より、同じ環境の方がパフォーマンスが発揮されることは脳科学的にも証明されています。
なるべく普段の学習環境とテストの環境を揃えることで、成績アップを目指していくことが有効ですね!
知識が定着しやすい
紙とペンで学習した方が知識の定着が早いです。
言語脳科学の酒井邦嘉教授(東大)によると、紙媒体の方が脳で扱える情報が多くなり、豊かな創造性にもつながるためだそうです。
つまり五感をたくさん使って、学習すればするほど定着率は高まるということです。
何度も鉛筆で書くことで脳は鍛えられ、記憶にも残りやすくなります。
【中学生通信教育】紙教材を利用した体験談・口コミ
このトピックでは紙教材を利用した体験談・口コミを紹介していきます。
生の声から紙教材の良さを確認していきましょう!
タブレットから紙教材に変えたら学力が上がった
タブレットから紙教材に変えたら学力が上がった、という口コミです。
タブレット学習が合う人もいれば、紙教材での学習の方が集中できるという人もいるはずですよね。
確かにタブレットは便利な面も多いですが、子どもの適正に合わせて学習を進めていくことが成績アップの最大の近道だと思います。
紙の学習では定着率が高い
紙での学習の方が定着率が高いという口コミですね。
「紙教材の方が学習を開始するまでのハードルが低い」ため、習慣化しやすいと思っています。
タブレットは「あらかじめ充電しておく」「電源を入れる」など準備が多く、継続しにくいですよね。
紙教材であれば、テキストを開くだけで学習をスタートできます!
紙教材でおすすめの中学生向け通信教育
ここからは紙教材の中でも、特にオススメの中学生向け通信教育を3つ紹介します。
それぞれの特徴を比較してみてください!
進研ゼミ中学講座
運営会社 | ベネッセ |
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受講費 | 専用タブレット中心 【中1】6,990円〜/月 【中2】7,140円〜/月 【中3】7,190円〜/月 紙テキスト中心 【中1】6,400円〜/月 【中2】6,570円〜/月 【中3】7,090円〜/月 |
無料体験 | 無料体験あり |
紙教材とタブレット学習で迷っているあなたは、どちらのコースもある進研ゼミ中学講座がおすすめです。
以下の2種類のコースが用意されています。
- 専用タブレット中心で学ぶハイブリットコース
- 紙テキスト中心で学ぶオリジナルコース
このタブレット中心か紙テキスト中心かの選択が決まったら、次は目指すレベルを選択します。
中学1年生では基礎を確実に固める「スタンダード」と、難関高校合格を目指す「ハイレベル」の2つから。
さらに中学2年生・中学3年生になると、基礎を確実に固める「受験総合コース」、難関高校を目指す「難関挑戦コース」、最難関高校合格を目指す「最難関挑戦コース」の3つから選べるようになります。
このように進研ゼミなら、自分のレベルや目的にあった勉強スタイルで学んでいくことができます。
また、紙テキスト中心の教材には「計画カレンダー」が付いています。
通信教育だと、どのくらいのペースで勉強すれば良いか迷うこともあるはずです。
それならば、計画カレンダー通りに進めていけば良いので、学習ペースが落ちることを未然に防げますよ。
このほか、紙テキスト中心で学ぶオリジナルコースを選択した場合でも、デジタル端末で利用できる「オンラインライブ授業」や「チャレンジ AI学習コーチ」「スピード疑問解消チャット」が学習の手助けをしてくれます。
\中学生利用者数No.1/
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中学ポピー
運営会社 | 株式会社新学社 |
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受講費 | 【中1】4,980円〜/月 【中2】5,200円〜/月 【中3】5,400円〜/月 |
無料体験 | 無料体験あり |
中学ポピーは全日本家庭教育研究会が運営する通信教育です。全国の小中学校のドリルや副教材を作成している新学社が出版・編集を手掛けています。
内閣府所轄の公益財団法人『日本教材文化研究財団』が教材の監修をおこなっており、教科書準拠の紙テキストを用いて、着実にレベルアップできるよう設計されているんです。
基礎レベルはもちろん、定期テスト対策や高校入試対策の教材も充実しており、紙教材で学んでいきたい人にはとてもおすすめです。
また、2024年度4月号からデジ・サポという追加受講費0円で利用できるデジタル教材が利用できるようになりました。
デジ・サポには学習サポート機能や、ハイレベル問題に対応した解説動画、テスト直前チェック機能などがあり、紙教材と組み合わせて学習することでポピーの学びを最大化させることができます。
このデジ・サポの追加により、料金改定で値上がりしたものの、今回ご紹介するサービスの中では中学生ポピーが最安値です。余分な付録がないことでリーズナブルな値段を実現しています。
なるべく費用を抑えたい方にオススメですよ。
\お手ごろ価格で続けやすい/
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きっずゼミ
運営会社 | 中学生の通信教育のきっずゼミ |
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受講費 | 5,500円/月 |
無料体験 | 無料体験あり |
なかなか自分から勉強せず、学習習慣からつけさせたい通信教育を探しているなら、きっずゼミがオススメです。
最大の特徴は毎日添削の管理型通信教育という点。教材やタブレットが相手ではなく、人による添削指導を受けられます。
一般的な通信教育では、自分で学習習慣をつけて取り組まなければいけません。勉強が得意な子であればそれで問題ないかもしれませんが、勉強に慣れていない子にとっては、まず家で勉強することすら始めれない場合が多いです。
そこできっずゼミでは、プリント提出を週6日やるという管理型の教育をとっています。
きっずゼミのもう一つの特徴が、オンライン指導をおこなっている点。添削指導で今一つ理解出来ていないときは、電話またはMeetで補足指導をおこなってくれます。
基礎的な学力向上に焦点を当てているため最難関校対策には向いていませんが、定期テストはもちろん高校入試対策用の教材も扱っています。
学習の状況を見て、休みがちな生徒には電話による側面的な指導もしてくれるので、学習の習慣化を目指すお子さまにとってはとても力強い味方となってくれます!
\毎日添削の通信教育/
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紙教材のデメリットは動画や音声で視覚的に理解できないこと!
紙教材のデメリットは動画や音声で視覚的に学習ができないことです。
科学的にも証明されていますが、長期記憶に落とし込むためには五感を使えば使うほど良いとされています。
また、二次元では表現しきれない学習内容に関して紙ベースより、映像ベースの方が理解が早く進みますよね。
進研ゼミとポピーは、このデメリットをデジタル端末で利用できるサービスが補っているんです。きっずゼミにはこういったサービスはないですが、オンライン指導もおこなっているという強みがあります。
さいごに
この記事では、紙で学べる中学生のおすすめ通信教育をご紹介しました。
進研ゼミなら、自分のレベルや目的にあった勉強スタイルで学んでいくことができます。
中学生ポピーなら、リーズナブルに紙テキスト中心の学習を進めていくことができます。
きっずゼミは、管理型の教育なので学習習慣からつけさせたいという場合におすすめです。