小学生のお子さんに先取り学習させたいと親御さんは多いです。
ベネッセ研の調査によると、小学生の13%が「授業の内容が簡単すぎる」ことを学習上の悩みとして抱えています。これは「難しすぎる」と回答した児童とほぼ同数です。
授業の内容が簡単すぎると感じるお子さんは、先取り学習がおすすめです。

(1位)すらら ※迷ったらここ
無学年学習で1番有名な教材。
(2位)RISU算数
算数特化の教材。
(3位)スマイルゼミ小学コース
人気のタブレット教材。
(4位)スタサプ
小4からの授業が見放題。
先取り学習とは?
先取り学習とは、学校の授業を先取りして勉強することです。
例えば、小学1年生の1学期中に2学期の勉強をしたり、3年生の時に4・5年生の勉強をしたりすることを指します。

また、苦手なところがあらかじめ分かっていれば、授業をいつもより集中して受けるような意識がけも可能です。
しかし、日本は海外とは違って大学以外に飛び級制度はないので、基本的には学校の授業に沿っての勉強だけで問題ないことを抑えておきましょう。
小学生が先取り学習をするメリット
そもそも、小学生が先取り学習をするメリットは何なんでしょうか。
いくつか考えられますが、今回はその中でも代表的なものを紹介します。
自信がついて勉強が好きになる
学校や対面形式の塾の講義では、自分の理解スピードと授業スピードが必ずしも一致するわけではありません。
そうなってくると自然と学校の授業について行けなくなり、勉強が苦手に、そして嫌いになってしまいます。
こうなってしまうと頑張らなければいけないときに辛い思いをしてしまいます。
なので、お子さんが前もって学校で勉強する内容を知っていたり理解できているとモチベーションアップに繋がります。
中学受験が有利になる
難関校の中学を受験しようとしているお子さんがいる場合は、先取り学習をしていると受験が有利になる可能性が高いです。
中学受験では、その学校独自の試験を行い、難関校ほど問題が難しくなります。単元についての理解が深まっていないと難関校の問題を解くことは難しいです。
先取り学習で理解を深めておくと「いざ中学受験の勉強を…」となった時に有利にはたらきます。
自分で理解する力がつく
学校の授業や塾の講義は、先生が一方的に喋った内容を理解するいわば「受動的」な勉強で、何が分からないか分からない状態に陥ることが少なからずあります。
一方で先取り学習は、あくまでも自分のペースで「能動的に」進めていくものです。
分からないところは分かるまで内容を反復するため、理解できない点が明確化し、それを解決しないと先に進まないため、自分で理解する力を身につけることが出来るようになります。
学校の授業が復習になる
先取り学習で一度内容を触れているため、授業の全てが復習になります。
これは、同じ内容を2回以上単元に触れることになるため、内容の理解が早くなります。
復習の効果は凄まじいです。復習は勉強の内容をより一層深堀りして学ぶ事ができます。
何度も同じ問題に取り組むことで理解はさらに深まります。
こうなると、学校のテストでも良い点が取れるようになり、通知表の成績も向上します。

小学生の先取り学習のデメリット
学校の授業を聞かなくなる
先取り学習を行うと、学校の授業が退屈に感じてしまうことがあります。
そうならないためには、学習をあまり先行しすぎないことが重要です。
先取り学習は「先立って予習し、学んだ内容を学校の授業で復習するもの」であることを意識して行うことで、学校授業とのシナジー効果が期待できます。
子供の負担になる
先取り学習は、勉強に意欲的に取り組める子供にとってはおすすめの勉強法です。
しかし、「周りの子がしているから」という理由で先取り学習を強いるのは意味がありません。なぜなら、学校の授業と先取り学習を同時に行うと情報過多になり、困惑してしまう子供もいるからです。
勉強が嫌いになる可能性もあるので、子供の負担にならないように注意しましょう。
勉強ができると過信してしまう
先取り学習によって知識が増えていくと、周りの子よりも頭が良いと過信してしまうことがあります。
場合によっては、学校で勉強ができない子をバカにしたり、マウントをとったりしてトラブルになるケースもあるでしょう。
保護者の方は、勉強だけでなく子供自身にも気を配り、些細な変化にも気付いてあげることが大切です。
学校で間違えることを恐れるようになる
子供の頃は、大人と比べてプライドや羞恥心が少ないため、わからないことはためらいなく質問して学んでいきます。
しかし、先取り学習をしていると周りの子より先に進んでいるから間違えられない、質問したら格好悪いと恐れるようになりかねません。
わからないところを放置してそのままにしてしまうと後々困るので、子供の向き不向きを確認しておくようにしましょう。
先取り学習ができる小学生向け通信教育
ここからは、先度学習ができる小学生向け通信教育おすすめ4選を紹介していきますね。
(1位)すらら ※迷ったらここ
無学年学習で1番有名な教材。
(2位)RISU算数
算数特化の教材。
(3位)スマイルゼミ小学コース
人気のタブレット教材。
(4位)スタサプ
小4からの授業が見放題。
すらら:無学年学習で1番有名な教材
すららは、学校の勉強についていけない子に最適。
つまずいた学年までさかのぼり、自分のペースで学び直せます。最初は「どこからさかのぼればよいか」を、すららコーチが決めてくれます。
その後は「つまずき原因」をAIが特定し、自動的にさかのぼり学習できます。さかのぼり学習をするには、すららを用いるとよいと思います。
集中力を途切れさせない為に、目・耳をフルに刺激しながら、ゲーム感覚で学ぶことができます。

RISU算数:算数特化の教材
RISU算数は「お子さんにピッタリ寄り添う」、タブレット算数学習+個別フォローがモットーの通信教育です。
お子さんの学習データからピッタリの問題とレッスン動画を配信します。
また、忘れてしまいがちなタイミングでの復習と間違いが多かった問題の復習の2つをミックスして問題を自動出題します。
お子さんのつまづきをすぐに感知し、やる気や学習習慣づけまでとことんサポート、フォローアップをしてくれます。
\クーポン「ari07a」で1週間お試し/
入会で1,980円は戻ってきます
算数が好きになるのには理由があります【RISU算数】
https://muranakablog.biz/risu_review/
スマイルゼミ:人気のタブレット教材
公式HP | https://smile-zemi.jp/shogaku/ |
---|---|
料金(税込) | 【小1】3,278円/月 【小2】3,520円/月 【小3】4,180円/月 【小4】4,840円/月 【小5】5,720円/月 【小6】6,270円/月 |
おすすめ度 |
- タブレット1台に完結しているから教材の管理が楽
- チャレンジタッチと比べると、遊び要素は少なくシンプル
- お子さん一人でも迷わず学習に取り組める
- 書く学びに強く、ペンの使い心地が良い
- 口コミや評判ではタブレットに手をついても書けると高評価
- 中学3年生まで先取りで学べる
スマイルゼミの特徴は、独自の勉強サイクルがあることです。
まず、見る・聞く・触る・話すワークで体感的な理解を促し、難しい概念なども”自身の力”で本質やコツに気づくことができます。
「何を学び・理解するのか」を体感的に捉え、コツを掴んでから「定着問題」に取り組む学習法で、学習内容をしっかり定着させます。
そして、ゲーム形式やクイズ形式のミニゲームで楽しく自然に反復練習。お子さまが自主的に繰り返し行えるよう促します。
\シンプル is ベストな教材/

スタディサプリ:小4からの授業が見放題
スタディサプリの動画講義をされている先生はすべて、一流予備校・塾での豊富な指導実績があり、各教科を熟知しております。
わかりやすく指導し、お子さんのつまずきを解消します。中学入試に向けて読解力や思考力を身につけたい。
知識のインプットだけでなく、演習問題の解説を中心とした授業もあります。追加料金なしで得意な科目を先取りで学習できることも魅力の一つです。
\定額で学び放題/
※無料期間内に利用停止で料金不要
スタサプ
小学生の先取り学習に関する評判・口コミ
意味ない
高校の数学の先生をしている韓国チングに、小学校算数の勉強について聞いてみた。「どんどん先取り学習しても意味ない。浅い知識じゃ後々役に立たない。やるなら、今やってる単元を深めて。3年生の勉強終わって4年5年に行くんじゃなく、3年の、より難しい問題にトライ」とのこと。
— モリー (@kogumayu) January 12, 2022
先取り学習には否定的な意見も多いです。
先の勉強をこなすことだけが目的になってしまうと、理解が疎かになってしまいます。
また、学校の授業が追いつくまでに先取りした内容を忘れてしまうと意味がありません。
学校のカリキュラムは、年齢に応じた知識が着実に身につくように構成されています。
自分の子供が先取り学習に合っているかどうかは事前に確認してみてください。
教師の立場としてはやめてくれと思う
俺が教師の立場なら、確かにめんどくせえからやめてくれと思う。だから教師に向かないや俺は。まあ先取り学習自体はやったって良いと思う。あとホントに先取り学習が禁止だったのか?知ってても答えないでねを拡大解釈してる可能性が微レ存。 https://t.co/932SMSZttn
— Sunpaul Flatwell (@Sunpaul13) March 7, 2020
学校や教師の立場としては、先取り学習に疑問を呈している方もいるようです。
授業中のモチベーションが下がったり、教えていない解法で問題を解いたりされてしまうと、クラスとしての足並みも揃わず大変です。
先生は生徒一人ひとりの学習度をチェックしながら生徒のケアを行っています。
知らない所で先取り学習をされてしまうと、対応に困ってしまうのかもしれません。
弊害は出ていない
うちは娘も息子も先取り学習をずっとしてきているけども、授業がつまらないなどの弊害は出ておらず、逆にいつも授業が「わかる」ことが子供の自信にも繋がって積極的に授業参加できている。
— なないお🍀当たりの宝くじ (@Nanaio627) September 14, 2015
先取り学習は、適性がある子が正しく活用すれば問題ありません。
どんどん新しいことを学ぶことができて、学校の授業にも還元できるのでメリットばかりです。
しかし、現在は弊害が出ていなくても、先取り学習が進むにつれて学習や友達関係に弊害が出てくる可能性もあります。
普段から子供の学習進捗や学校生活に気を配るようにしましょう。
失敗しても修正できる
先取り学習が要。先に学んでいけば失敗しても修正し、皆に追い抜かれることもない。学習も仕事も先回りが大切。┃学習は「予習」がすべて〜学ぶことを効率的かつ効果的にやる3つのコツ〜|木下斉/HitoshiKinoshita @shoutengai #note https://t.co/a94OEVKIUn
— 木下斉 / 「日本の構造問題」を斬り、解決する! (@shoutengai) July 28, 2020
先取り学習は失敗しても修正ができるので、同級生に追い抜かれることもありません。
先取り学習とは難しい問題に挑戦していることなので、むしろどこかで失敗したり、壁にぶつかったりすることは当然と言えます。
周りの子たちよりも先に壁に直面することで、考える時間も増え、学びを有利に進めることができます。
先取り学習が気になるならまずはお試ししてみよう
先取り学習をした方がいいのか、どこまで勉強するのかといった疑問や悩みがある方は、まず一度お試しでやってみることをおすすめします。
子供が先取り学習に適性があるのかの確認をしてみましょう。
学びの可能性が広がるかもしれません。
